マンションの購入を検討する際に、新築がいいのか中古がいいのか、中古であるならば築何年位の物件を購入するのが得なのか、迷う人も多いと思います。
そこで、今回はマンションの耐用年数と資産価値についてお話しいたします。
マンションを購入した際の耐用年数とは
マンションの耐用年数と聞いて、47年と思った人もいるかもしれません。
これは、鉄骨鉄筋造のマンションの法定耐用年数が47年なので、そう思う方もいるかもしれませんが、これは実際のマンションの寿命とは異なります。
マンションの耐用年数は100年以上とも言われていて、特に昨今の技術で建てられた物件に関しては、耐震性なども優れているので耐用年数も長いと言われています。
また、築年数の新しい古いだけでは耐用年数を測りきれない部分もあります。
新築物件であったとしても、欠陥工事の多い物件であったり、管理組合がきちんと機能しておらずメンテナンス不足であったりした場合などは、耐用年数も短くなりかねません。
とは言え、マンション建設が始まったのは60年前位ですので、本当の耐用年数はまだわかっていないというのが実際の所です。
マンションを購入した際の資産価値とその推移
マンションは多くの場合、新築で売買されている段階が最も資産価値が高いとされています。
そして、時間の経過と共に資産価値も下がっていきます。
特に新築の状態から築5年目位までは、資産価値の減り方が激しく、築20年程度になるとだいたい横ばいになってきます。
また、建築基準法でマンションの耐震性が厳しく改正されたのが2000年ですので、それ以降の物件の方が、耐用年数が長い可能性は高いと言えます。
そういう観点から見ると、資産価値が下がりにくく耐用年数が長い物件というのは、築20年程度の物件と言えるかもしれません。
マンション購入は新築か中古のどちらが得か
では、一体マンションを購入するなら新築と中古、どちらが得なのでしょうか。
新築購入は、何と言っても新しくて気持ちのいい物ですし、最新の技術が使われている分耐用年数も長いです。
しかし、購入したマンションの資産価値は急降下しますので、購入した価格以上で売却するのはなかなか難しいと言えます。
対して中古物件は、中をリノベーションしたとしても、共用部分などの汚れが見えて来たりすることはあるかもしれません。
しかし、すでに周囲の状況や近所の人の雰囲気などまで分かってきますし、築数年した後に柱や土台にヒビがないかなど、実際に確認できるメリットもあります。
場合によって耐用年数は短めかもしれませんが、値段も比較的安く手に入るので、その分をリノベーションに回せば、より自分好みの空間を作ることも可能と言えます。
まとめ
マンション購入後に、土地の価値が上がったり下がったりして、資産価値に影響がでることもあるので、一概には言えません。
耐用年数にしても、その後のメンテナンス次第で建物の劣化に大きく違いが出てきます。
マンション購入の際には築年数だけで見るのではなく、耐用年数と資産価値の推移を想定しながら検討してみましょう。
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