お持ちの物件に空室が増えてきた、とお悩みのオーナーさんも多いですよね。
少子化が進む今、これからの賃貸経営に不安を感じる場面も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、空室対策に効果的といわれている「コンセプト賃貸物件」についてご紹介します!
賃貸物件をお持ちの方はもちろん、マンション経営を検討している方もぜひ参考にしてくださいね。
空室対策にも有効なコンセプト賃貸物件とは?
コンセプト賃貸物件とは、従来の画一的な賃貸物件と差別化を図った物件のこと。
あるテーマに基づいて建物をデザインしたり、環境や設備を整備したりといった特徴があります。
現代は持ち家が欲しいという世帯が減少傾向にあり、ライフスタイルに応じて手軽に住み替えのできる賃貸派が増加しつつあります。
そんな賃貸派のなかでも、理想のライフスタイルや自分らしさにこだわる人が急増。
そのため、自由度が高く独自性を持つコンセプト型の賃貸物件が注目を集めているのです。
コンセプト物件は、大きく3つのタイプに分けられます。
1つめは、デザイン性を追求したデザイナーズ賃貸物件と呼ばれるタイプ。
ヴィンテージスタイル・スタイリッシュ・北欧風など、あるテーマに合わせて設計していきます。
外観や内装はもちろん、家具との統一性を持たせることが可能。
そのため独自の世界観が生まれ、インパクトも大きくなります。
2つめは、趣味嗜好に合わせた設備を備えたタイプ。
たとえば、車やバイク好きのためのインナーガレージ、楽器や映画を楽しめる防音設備、ジムやゴルフ練習場などスポーツ施設がついている物件がこれにあたります。
3つめは、入居者同士の交流を促すコミュニティー賃貸物件です。
ペットと暮らす物件や、家事・育児に便利な子育て世帯向け物件のほか、SOHOに対応した仕事のしやすい物件などもあります。
コンセプト賃貸物件のメリット・デメリット!空室対策のカギはターゲットの設定?
コンセプト賃貸物件は独自性が高いので、気に入ってもらえれば代わりが見つかりにくいという強みがあります。
ターゲットを絞り込んでいるため競合も減り、入居者が決まりやすいことがメリットといえるでしょう。
また、趣味にぴったり合う物件ならば長期にわたって住み続けたいと思うもの。
そのため早期の引っ越しを減らすことができます。
独自性があるため、家賃を相場よりやや高めにすることも可能です。
また、趣味の似通った入居者が集まることでコミュニケーションが生まれ、全体の雰囲気が良くなることも魅力といえます。
一方で、デメリットも存在します。
まず、重要なポイントとなるターゲット設定が難しいこと。
あまりに需要が少ないところに絞り込むと、入居者が決まらない可能性があります。
また、一過性のブームに乗ると長期的に入居者を確保できないため、ニーズを予測する力も必要になってきます。
建築コストの増加も避けられません。
独自性にこだわればこだわるほどコストがアップしますし、維持管理費もかかります。
特殊性ゆえにイレギュラーなことが起こる可能性もあり、トラブルの解決など運営にも手間がかかると思っておきましょう。
さらに、簡単にリフォームするのも難しくなってきます。
リフォームしたことでコンセプトから外れてしまう可能性があるので、小さな箇所でも設計士やプロデュース会社に必ず相談しましょう。
まとめ
今回は、コンセプト賃貸物件についてご紹介しました。
空室対策に期待が持てる一方で、費用ばかりかかってしまうということにもなりかねません。
コンセプト物件を検討する際には、ぜひ専門家とよく話し合って進めてくださいね。
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物件探しの際にはぜひお問い合わせください。