子どもが一人暮らしを始める際、部屋探しはどのようにすれば良いかお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、就職を機に一人暮らしを始める子どもの部屋探しを、親の立場から見るべきポイントについてお伝えします。
また、毎月の生活費や仕送りなど費用の目安も解説しますので、参考になさってください。
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子どもが一人暮らしを始めるときの部屋探しは、多くの場合賃貸物件から選びます。
物件を決める際、本人の希望する条件を優先し、物件の条件以外は親がアドバイスするなど、協力しましょう。
物件を決めた時期や引っ越しはいつ頃?
子どもの一人暮らし用の部屋探しは、就職先が決まる前の時期からエリアだけでも絞っておきましょう。
本人は就職活動で忙しく、余裕もないため、情報収集は親がおこないます。
その際、独断で決めてしまわず、就職が決まってから本人が選ぶようにするように配慮しましょう。
社会人としての自立を促す効果もあるため、親はサポート役に徹します。
部屋探しは就職が決まった段階でおこない、引っ越しは就職直前が一般的です。
就職するよりも早期に引っ越しをおこなうと、家賃の負担が多くなりますが、年度末は引っ越しの予約が取りにくいため物件が決まった段階で引っ越しの予約を済ませましょう。
勤務先への距離は?最寄り駅から部屋までの距離は?
勤務先が利便性の高い場所にある場合、家賃も高くなってしまいます。
多少離れていても、手の届く範囲の家賃に収まる場所を見つけ、最寄り駅を確認しておきましょう。
その際、乗り継ぎ駅や急行列車が停車する駅の場合、家賃相場は高めになる点も考慮し、無理なく通勤できる距離にします。
不動産情報に掲載する最寄り駅から物件までの距離は、徒歩1分が80mです。
自転車やバスの利用も視野に入れ、気象条件の良くない場合もゆとりをもって通える距離にしましょう。
家賃の目安と部屋探しのポイント
家賃は、管理費や共益費も加えた毎月の負担額で考えましょう。
社会人の一人暮らしの家賃は、手取り金額の30%が無理なく負担できる金額です。
この目安を参考に物件探しをしますが、奨学金の返済などがあるときは、仕送りも検討しましょう。
部屋探しは、条件の優先順位を子どもがつけることがポイントです。
エアコンはもちろん、バスとトイレが別になっている、洗濯機置き場が室内にある他、インターネットの利用料ゼロ円も譲れない条件に挙げる方が多くいらっしゃいます。
親はセキュリティーを重視することが多く、どちらも満足できる物件にすると、初めての一人暮らしでも多少は安心です。
子どもの一人暮らしをする際にかかる費用を解説
賃貸借契約の初期費用は、家賃の5~6倍が目安です。
就職が決まった段階での契約になるため、初期費用や数か月分の家賃と生活費は親の負担になります。
一人暮らしにかかる初期費用はどれくらい?
賃貸物件を契約する際、愛知県域では、家賃の前払い分が1か月分にくわえて不動産会社への仲介手数料は0.5~1か月分、敷金と礼金はそれぞれ家賃の1~2か月分が目安です。
これに、鍵の交換または作成する料金が1万円、火災保険料が1~1.5万円、物件によっては保証料として家賃の0.5~1か月分かかります。
月の途中入居になると、日割り計算の家賃が追加になる点に注意しましょう。
この他、実家から物件に入居するための引っ越し費用や新生活を始めるための家電製品や家具、寝具なども必要です。
物件を契約する前の下見で、カーテンを取り付ける窓の高さと幅、洗濯機を設置する場所の水道の位置、冷蔵庫を置く場所とそこまでのもっとも狭い場所などを確認しておきます。
カーテンや家電製品を購入する際に必要な情報となるため、必ずメモして搬入する際に困ることのないようにしましょう。
また、実家から運ぶもの、新たに買い揃える量の違いにより、初期費用は大きく異なります。
現地で調達するもの、実家近くの店舗やネット通販で購入して現地で受け取るなど親子で相談しながら準備を整えましょう。
その都度買い足すようにすると、初期費用を低減した新生活のスタートが可能です。
毎月の生活費の目安
生活費は、日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」より少し多めの10万円を目安にしましょう。
家賃や管理費を別にして、生活費には食費や水道光熱費、通信費などがかかります。
職種によって、洋服代や交際費は大きく異なりますが、学生よりも総額はふくらみがちです。
就職してからも、仕事のためのスキルアップや資格取得にお金がかかりますし、働き始めるとほしいものも増えてしまうのは仕方ありません。
また、勤務先に通うための交通費がかかりますし、自動車を利用するのであれば、さらに生活費は増えていきます。
当初は出費が多く、収入は少ない日が続くため、事前にお金を持たせるなど気持ちにゆとりが持てる環境になるよう、親が支援しましょう。
子どもの一人暮らしに仕送りはお金だけ?
社会人として働き始めた子どもに、一人暮らしだからといって仕送りをするのは気が引ける親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
お金が少ないと気持ちもきつくなりがちになるため、給料でまかなえるようになるまでは仕送りが必要です。
かといって、初めての一人暮らしを支援する親心が子どもの負担にならないよう、注意しましょう。
一人暮らしに仕送りは必要?金額の目安は?
初任給を受け取るまで、子どもは無収入になるため、当初の生活費は親が負担します。
そこで、先ほどご紹介した生活費と家賃を加えた金額は、引っ越しした際に持たせましょう。
また、お金を仕送りする際、使い過ぎないよう、分割で渡すなど工夫します。
一括で渡して管理できるタイプの子どももいますが、あれば使ってしまうタイプや毎日自分へのご褒美を購入するタイプの場合は、いつまでたっても自立できません。
金銭を管理することも独り立ちには大切なことだと親子で認識を共有し、子どもの性格に適した仕送りにしましょう。
初任給の後は、少しずつ仕送りを減らし、自立を促すのも親の役目です。
連絡を密にして、給料だけでまかなえる生活を親子で一緒に目指しましょう。
一人暮らしに食料品の仕送りはするべき?
パックご飯やレトルト食品は、調理が簡単ですぐに食べることができるうえ、長期間保存できるため子どもには嬉しい仕送りです。
保存期間が短いものや大容量の食料品は、食べきれないことも多くなってしまいます。
食料品を仕送りするときは、一方的に押し付けず、本人のリクエストを尊重して無駄にならないようにしましょう。
また、受け取りやすい日を指定することもポイントです。
勤務のある日の夜間や休日の午後など、本人の希望を優先しましょう。
女の子は、衛生用品の補充や声掛けも忘れないようにします。
今までは親が購入していても、いざ店頭一人で買うとなると恥ずかしさやお金が足りなくなって我慢してしまうことも珍しくありません。
ストレスから体調不良になることもあるため、言いすぎず、気遣いだけは忘れないようにしましょう。
子どものライフスタイルが確立すると、仕送りも不要になってさびしくなりますが、親として子どもの成長を喜びましょう。
まとめ
就職するために一人暮らしを始める子どもの部屋探しは、給料の30%が家賃の目安です。
初期費用や生活が軌道にのるまでの仕送りなど、親も多少は負担しなければなりませんが、子どもの自立をうながすよう徐々に減らします。
一方的に親が決めつけず、子どもの気持ちを尊重しながら独り立ちを応援しましょう。
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