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賃貸物件にあるシステムキッチンのメリットとは?チェックポイントもご紹介

設備・仕様

賃貸物件にあるシステムキッチンのメリットとは?チェックポイントもご紹介

居住する賃貸物件を探す際に重視するポイントは人によってさまざまですが、キッチンの利便性が気になる方もいるでしょう。
近年、賃貸物件でも導入されるケースが多くなってきたのが「システムキッチン」です。
そこで今回は賃貸物件を検討している方に向けて、システムキッチンとはどういったものか、メリット・デメリットや選ぶ際のチェックポイントについてご紹介します。

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賃貸物件に導入されているシステムキッチンとは?

賃貸物件に導入されているシステムキッチンとは?

「システムキッチン」という言葉を聞いたことはあるけれど、どのようなものか詳しくは知らないという方もいるでしょう。
そこでここでは、そもそもシステムキッチンとはどのようなものを指すのか、種類などについてご紹介します。

そもそもシステムキッチンとはなにか

システムキッチンとは、収納スペース・シンク・調理台・コンロなど、調理に必要なものが1枚の天板でつながった「一体型のキッチン」のことです。
以前までは流し台・コンロ台・調理台などの設備をそれぞれ並べて使用する「セパレートキッチン」が一般的なキッチンでした。
しかし、システムキッチンが昭和40年代後半に登場してからは住宅などのキッチンに広く普及し、現在では賃貸物件に導入されているケースも珍しくありません。
賃貸物件では「ビルトインコンロ」というキッチンと組み込まれた一体型のコンロや、キッチン下の収納や吊り戸棚まで一体のデザインになっているものをシステムキッチンと指すことが多いです。

システムキッチンのレイアウト

システムキッチンといってもレイアウトは複数あり、主に3つの分類があります。

①クローズ型
クローズ型とは、ダイニングや他の部屋とは独立させたレイアウトのシステムキッチンです。
たとえば、焼き魚や揚げ料理、カレーなどのにおいが強く出る調理をしていても、他の部屋とはつながっていないためにおいが気になりません。

②セミオープン型
キッチンとダイニングを、キッチン自体やカウンターで仕切るレイアウトがセミオープン型です。
たとえば、対面キッチンなどがセミオープン型に当てはまります。
調理をしながらも家族の様子が確認できたり、コミュニケーションを取ることができたりする点が魅力です。

③オープン型
オープン型はダイニングとキッチンに仕切りがないレイアウトを指します。
セミオープン型と違い調理しながらダイニングやリビングを見渡すことはできませんが、会話をしたり、出来上がった料理をすぐにテーブルに提供したりするときに便利なタイプです。

システムキッチンの種類

システムキッチンには直線上に並んだ「I型」と、2列に分かれて並んだ「II型」、壁の形に合わせて直角になっている「L型」やコンロやシンクなどを収納と独立させた「アイランド型」などがあります。
動線が短く移動が少なくて済む「L型」や一直線に並んでスムーズに家事がおこなえる「I型」など、それぞれの種類に特徴があるため、自身がキッチンに求めるものと合った種類を選ぶと良いでしょう。

賃貸物件にシステムキッチンがあるメリット・デメリット

賃貸物件にシステムキッチンがあるメリット・デメリット

システムキッチンにはさまざまなレイアウトや形状があることが分かりましたが、メリットやデメリットには何があるのでしょうか。
ここでは、システムキッチンが採用されている賃貸物件を選ぶメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。

システムキッチンのメリット

システムキッチンが採用されている賃貸物件を選ぶメリットは、掃除のしやすさと収納の多さなどがあります。

掃除がスムーズ
システムキッチンは掃除がしやすいところが大きなメリットです。
コンロ台や流し台など、機能によって設備が分かれているキッチンの場合、どうしても台と台の高さに隙間が生じやすく、掃除がしにくくなってしまいます。
一方でシステムキッチンは1枚の天板で繋がっているフラットな状態のため、調理がしやすいだけでなく清掃もスムーズです。

豊富な収納スペース
システムキッチンは造作のデザインキッチンと比べると、収納スペースが上にも下にも豊富に用意されています。
調理器具や食器など、どこに何をしまうのか考えられて設計されており収納力が高いところもメリットです。
とくに料理をよくする方は、システムキッチンの使いやすさが実感できるでしょう。

コンロなどの購入が不要
システムキッチンははじめから調理に必要な設備が設置されているため、入居時にコンロを自分で購入する必要がありません。
分離型のキッチンを採用している賃貸物件の場合、入居時に自身でテーブルコンロを購入し、設置しなければいけません。
幅や奥行きを考慮して購入する面倒もかからず、コンロ代金も節約できます。

システムキッチンのデメリット

システムキッチンのある賃貸物件は魅力が大きいですが、一方でいくつかデメリットも存在します。

家賃が高額
賃貸物件の立地や広さなど他の条件によっても変動しますが、一般的にシステムキッチンが採用されている部屋は家賃が高額な傾向にあります。
システムキッチンは通常のキッチンより高性能な機能が揃う利便性の高いものであるため、導入にコストがかっています。
導入にかかったコスト分の金額が家賃に反映されていることが多く、少しでも安い物件を探している方にはデメリットに感じるでしょう。

設備変更が不可
システムキッチンはすべての設備が一体になっているため、原則設備の交換や変更ができません。
たとえば、料理をそこまで頻繁にしない1人暮らしの方はコンロが3つもいらないでしょう。
しかしシステムキッチンにもともと3つのコンロがついていたら、備え付けのまま使用するしかありません。
そのため、事前にコンロの種類や口数を確認したうえで物件を選ぶ必要があります。
また、居住後に借主自身の過失で設備を故障させた場合は、自身で修理・交換費用を負担しなくてはなりません。
すべての設備が一体となったシステムキッチンでは1部分の交換ができないケースもあるため、一式総取替になり、多額の費用を負担しなければいけない可能性が出てきます。
故障の原因が経年劣化や通常の使用範囲内で起きた場合は、貸主が修理・交換することとなっているため、契約前に借主が負担する範囲を確認しておきましょう。

システムキッチンのある賃貸物件を契約する前のチェックポイント

システムキッチンのある賃貸物件を契約する前のチェックポイント

システムキッチンのある賃貸物件を契約する前に、チェックすべきポイントをご紹介します。

ポイント1.高さ・奥行き

システムキッチンを採用している賃貸物件を選ぶときは、高さと奥行きを入念に確認しましょう。
自身の身長が作業しやすい高さか、調理がしやすい・収納しやすい奥行きか、というポイントが重要です。
高すぎると作業しにくく、低すぎると腰をいためてしまうため、一般的に作業しやすいといわれている高さである「身長÷2+5cm」を目安にすると良いでしょう。

ポイント2.ライフスタイル

システムキッチンを選ぶ際には、自身のライフスタイルを考慮することも重要なポイントです。
たとえば、部屋の雰囲気にこだわりを持っている場合、人工大理石天板などデザイン重視のシステムキッチンがおすすめです。
料理を効率良くおこないたい方なら、シンクとコンロの距離が近いL型のシステムキッチンを選ぶと、移動の時間が短縮され、スムーズな調理をおこなえます。
また、2人暮らしやファミリーで暮らすならコミュニケーションが取れる対面キッチンを選ぶ、システムキッチンにこだわりたい方はアイランド型やII型を選ぶなど、自身のライフスタイルに適したものを見つけましょう。

まとめ

システムキッチンは賃貸物件でも導入が増えている利便性の高いキッチンです。
掃除がスムーズで収納力も高い一方で、家賃が高い傾向にある、設備の変更ができないなどのデメリットもあります。
システムキッチンのある賃貸物件に居住する場合は、自身のライフスタイルに合ったタイプを選びましょう。

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