賃貸物件の床への傷は、生活するうえで十分考えられる出来事です。
退居時にどのぐらいの修繕費がかかるのか、不安になる人もいるかもしれませんね。
こちらの記事では、賃貸物件の床についた傷の費用負担と対策についてご紹介したいと思います。
賃貸物件の床についた傷の費用負担はどうなる?
賃貸物件の床についた傷の修繕費用には、借主と貸主が状況に応じて負担します。
「故意や過失」のケースは借主負担で、それ以外は貸主負担です。
故意や過失の具体例を以下にあげますね。
・引越しに起因する傷やへこみ
・食べ物や飲み物をこぼしたシミ
・結露放置によるカビ汚れ
・ペットのひっかき傷
日常生活において、最低限の家の手入れをせずに発生する場合が、主に故意や過失のカテゴリーに入ります。
引越しは日常的ではないですし、食べこぼしはさっと拭けばシミになりません。
結露については、カビが発生するまでにできる対策があり、ペットに対しても、マットを敷くなどで対処できるでしょう。
但し、じゅうたんやマットについたジュース等の食べこぼしを放置すると、マット等が床に貼りついてしまいます。
こぼした場合は、じゅうたんやマットをすぐに拭き取りましょう。
一方で、普通に暮らしていてつく傷については、貸主が修繕費用を負担してくれます。
経年劣化や自然損耗といわれる、以下のようなケースが具体例です。
・家具や家電を設置したへこみ
・太陽光による床の変色
・自然災害が原因
詳細は国交省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をチェックしてみましょう。
契約時に費用負担の範囲をしっかり確認してくのもおすすめですよ。
賃貸物件の床を傷つけない対策とは?
賃貸物件の床を傷つけない対策を3つみていくので、お好みの方法を取り入れてくださいね。
▼ラグやマットを敷く
ダイニングやキッチンなど、椅子をひいたり、モノを落としたりする場所に、ラグやマットを敷きましょう。
広範囲で傷から床を守ってくれるので、小さなお子さんがいる家庭も安心です。
▼傷防止マットを敷く
重たいタンスや冷蔵庫による傷の防止に効果があり、移動させるときの傷へのリスクを軽減します。
冷蔵庫に使うなら、熱に強い冷蔵庫専用のマットがおすすめですよ。
▼クッション材を家具につける
フェルトなどのクッション材を、家具の足につけましょう。
椅子やテーブルなどに効果的で、100円均一のショップやホームセンターなどで、安価で手に入るのが魅力です。
まとめ
賃貸物件の床についた傷の修繕費用は、状況によって借主と貸主が状況に応じて負担します。
故意や過失のケースは借主負担、経年劣化や自然損耗は貸主負担と覚えておきましょう。
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