マンションなどを購入すると、将来の大きな修繕工事に向けて費用を少しずつ拠出せねばなりません。
毎月の金額は事前に確認できますが、将来値上がりする場合があるのです。
ここでは不動産の購入を検討されている方に向け、修繕積立金の値上がりの時期や、注意したい一時的な請求について紹介します。
不動産購入にあたって確認!修繕積立金が値上がりするタイミングとは
本当に値上がりするかどうかや、その時期については、各物件で変わるため一概にはいえません。
しかし5年おきにこの金額を見直すのが一般的であるため、築年数が5の倍数に達したときに金額が変わる可能性が比較的高いです。
また、大規模な修繕工事の実施前後で見直す物件も比較的よく見られるため、10~15年おきに値上げされることもあります。
実際のところはケースバイケースとはいえ、このように値上がりしやすい一般的なタイミングがあるため、その時期が来たら少し注意しておくとよいでしょう。
なお、築年数を重ねるほど修繕の必要性が高まり、拠出する費用もかさみがちです。
それを反映し、物件の完成直後は毎月拠出する修繕費が安く、築年数を重ねるにつれて値上げする方式を採用しているマンションがあります。
その物件を購入した場合、長く暮らすほど値上がりしやすいため、その予定で費用を計算しておくとよいです。
このような居住年数や時期による不公平がない、金額を公平にする方式もあり、公的にも推奨されています。
長く暮らすほど値上がりするのを避けたいときは、時期によって毎月の費用に極端な差が出ない方式を採用している物件を選ぶとよいでしょう。
不動産購入前に要注意!一時金により修繕積立金が値上がりする可能性
積み立てていた資金では修繕費を賄えない際、不足分を全住戸で分割し、一時金としてそれぞれ拠出します。
予定外の出費であるうえに金額が高いことも多いため、資金の工面には苦労しがちです。
一見するとわかりづらいものの、これもまた修繕積立金の値上げにほかならず、物件の購入前にチェックしておきたいポイントです。
この一時金は、予想外の修繕が発生したときのほか、計画されていた工事や資金が元から不足気味だったときにもよく請求されます。
将来の修繕計画が乏しいと毎月の拠出額は抑えられるものの、結局は直前に一時金を請求され、出費がかさむ恐れがあります。
このように修繕積立金は突如求められることがあるため、平時の支払いとあわせてチェックしておきましょう。
まとめ
集合住宅を購入すると将来の修繕のことを想定しておかねばならず、その費用をさまざまな形で拠出します。
購入前に確認した金額よりも値上がりする恐れはあるため、その可能性をふまえて所有する物件を選んでください。
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