カテゴリ:売買Q&A
2021-01-09
今住んでいる家を売却し新しい物件へ引っ越す場合は、さまざまな手続きが必要で、住民票異動をどのタイミングでおこなえば良いかわからないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、不動産売却と住民票異動の適切なタイミングについて紹介します。
すでに住む家が売却され新しい物件も決まっている場合は、引っ越しをしたタイミングで住民票を提出すれば良いのですが、買い手が決まる前に新しい家に引っ越した場合、住民票は先に異動してよいのでしょうか。
<引っ越したタイミングで住民票を提出する>
住民票の提出は、原則引っ越したときにおこなうという認識で提出をするようにしてください。
住民票は14日以内に提出しないと罰則が与えられてしまうこともあります。
いつ提出すべきかよくわからないと悩んでいる方は、新しい家に引っ越してから14日以内に提出するようにしましょう。
<住民票異動が義務にならない場合>
原則14日以内に提出する必要がありますが、次のようなケースに該当する方は住民票をすぐに提出しなくても問題ありません。
・新住所に住むのがすぐではなく1年以内であること
・生活の拠点が変わらない
どちらも稀なケースなので、住民票をすぐに提出しなければいけないという認識で問題ないでしょう。
不動産売買契約締結よりも先に住民票を異動してしまうと、以前の印鑑登録が抹消されてしまい、登記でトラブルになってしまうことがあります。
トラブルにならないために、不動産売却のどのタイミングで住民票が必要になるのか見極めておきましょう。
<印鑑登録証明書を取得しておく>
売却するまで引っ越しができないというわけではありません。
何も手続きしないまま引っ越しをしてしまうと、印鑑登録が抹消されて新しい住所に書き換えられてしまうので、必ず引っ越し前に役所に申請をして印鑑登録証明書を取得するようにしましょう。
印鑑登録証明書を使用すれば、手続きを問題なくおこなうことができるので、住民票異動をしていても安心です。
売却前に引っ越しを検討している方は、必ず印鑑登録証明書を取得しましょう。
<3ヶ月以内に売却先を決める>
印鑑登録証明書を取得していても、3ヶ月で有効期限が切れてしまうので売却先は3ヶ月の間に見つけるようにしてください。
3ヶ月経過した後に売却先を見つけてもトラブルになる可能性があるので、不動産売却は計画性を持って行動をするようにしましょう。
不動産売却を検討している方でいつのタイミングでおこなえばよいかわからない方は、引っ越しをして14日以内に住民票異動手続きをおこない、印鑑証明書を保有しておけばスムーズに売却することができるので、ぜひ実践してください。