共有名義の不動産売却にはいくつかのポイントがあるので、基礎知識を備えておくと安心です。
名義人が複数いるだけに、手続きが面倒になりがちなので、注意する必要があります。
共同名義における不動産売却について、その方法と注意点をご紹介します!
共有名義で不動産売却する方法とは?
不動産の共有名義とは、所有権を複数人でもっている状態です。
たとえば、マイホームを夫婦双方の名義にして購入していれば、その自宅は共有名義になります。
二世帯住宅などを親子で建てる際や、相続で譲り受けた実家を兄弟姉妹で所有する際なども同様です。
売却方法は、基本的には一人で所有する不動産と同じ流れですが、すべての段取りにおいて、所有者全員の確認を取る必要があります。
以下で、具体的な売却方法を3つみていきましょう。
・名義人全員の承諾を得る
・自分の持ち分を売却する
・所有者を一人にする
名義人全員が売ることに賛成すれば、スムーズに売買可能です。
共有名義には共有持分があるので、自分の持ち分だけ売ってしまう方法もあります。
分割できる土地であれば、多少現実性がありますが、実際には持ち分だけ買取りたい人はあまりいないようです。
所有者を一人にしてしまう方法もあり、共有者はその一人に対して持ち分を売れば、所有者を単独にできますよ。
共有名義で不動産売却する注意点とは?
共有名義で不動産を売却する注意点をご紹介しますので、トラブル回避のために目を通しておいてくださいね。
基本となる3つの注意点をみていきましょう。
▼名義の確認をする
誰が名義になっているのかを、入念にチェックする必要があります。
相続などで長期間放置したままの不動産などでは、所有者が分からなくなっているケースもあるので注意しましょう。
▼住宅ローンの残債
住宅ローンが残っていると、残債を完済しないと売却できません。
売買金額より残債が多いと、自己負担金が必要になるので、所有者間で金額の負担について話し合う必要がでてきます。
▼書類をそろえておく
売買には必要書類があるので、売ることを決めたのであれば、以下の書類を最低限そろえておきましょう。
・権利証(登記識別情報)
・土地測量図、境界確認書
・住宅の場合は間取図、建築確認等
・身分証明書
その他、所有権移転時には印鑑証明書、住所変更がある場合は住民票が必要となります。
身分証明書や印鑑証明書等の書類は、所有者全員分が必要になります。
まとめ
不動産は共有名義でも売却できますが、通常より手順が煩雑になりがちなので注意しましょう。
所有者全員の意思確認の必要な点が、大きなポイントといえそうです。
まずは所有者の確認をして、できるなら単独名義に変更するのがおすすめかもしれません。
売却査定は無料で行っています。
ぜひお気軽に当社へご相談ください。