住む場所を決めるときは、治安が良い街かどうかも気になるポイントでしょう。
治安の良さには明確な基準がないので、どのような見分け方をしたら良いのか悩んでしまうかもしれません。
そこで今回は引っ越しをご検討中の方に向けて、治安が良い街とはどのように判断するべきなのか、見分け方もふまえながらご説明します。
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弊社へのお問い合わせはこちら治安が良い街の見分け方とは①基準にするべきポイント
「治安が良い街とはどのような街か」と聞かれると、返答に困ってしまうかもしれません。
なぜなら、治安が良い街には明確な基準がないからです。
そのため、漠然と「治安が良い街に住みたい」と考えていても、実際に探してみると見分け方の難しさを感じることがあるでしょう。
ただ、治安の良さにつながるポイントは複数あるので、それらを基準にすると判断しやすくなると考えられます。
治安が良い街かどうかを判断するためのポイントとは
治安を判断するポイントには、おもに以下のようなことが挙げられます。
●犯罪発生率
●繁華街からの距離や集客施設の特徴
●夜間の明るさや人通り
●交番までの距離や地域の防犯体制
犯罪発生率とは、基準とする人口あたりの犯罪件数のことです。
一定期間内にその地域で発生した犯罪件数を人口で割って1人あたりの犯罪数を求め、その数字に基準とする人口を乗じて算出します。
たとえば、人口10万人の地域で1年間に100件の犯罪が発生した場合、人口1,000人あたりの犯罪発生率は「1」です。
犯罪発生率を確認すると、各地域における犯罪発生の度合いを人口に左右されることなく比較できるでしょう。
また、繁華街から近い場所やそこにある集客施設の特徴によっては、治安が良くないことが考えられます。
夜間暗い道や人通りが少ない場所は、比較的犯罪を起こしやすい環境だといえるので、この点も治安に関係するポイントになるでしょう。
そして、交番が近かったり防犯体制が整っていたりする地域は、犯罪を起こしにくくて治安が良い可能性があります。
治安が良い街であることを調べる方法とは
引っ越し先の候補にしている地域の治安について知りたいときは、不動産会社へご相談ください。
不動産会社はその地域について熟知しているので、先述したポイントを含めた治安に関する情報を提供できます。
また、先述した犯罪発生率は、インターネットで調べることが可能です。
インターネットでは、ほかにも治安に関する情報を調べることができるので、いろいろと検索してみましょう。
たとえば、各都道府県の警察のホームページには、より範囲を絞った犯罪情報が載っていることがあります。
警視庁のサイトには東京都の犯罪情報マップが載っており、「新宿区西新宿1丁目」「千代田区丸の内1丁目」のように町単位で確認できるので、参考になるでしょう。
治安が良い街の見分け方とは②周辺を歩くことによって確認
不動産会社やインターネットで調べると、治安が良い街かどうかはある程度わかるでしょう。
ただ、ピンポイントを確認することは難しいかもしれません。
そのため、引っ越し先の候補が大まかに絞れたら、実際に歩くことがおすすめです。
その際は、事前に治安が良い街の見分け方を確認しておき、チェックしながら歩くと良いでしょう。
候補地を歩く際のチェックポイント1:近隣の環境
治安が良い街かどうかには、その街の環境も関係します。
たとえば、一見して空き家だとわかる家が放置されていると、放火や不法侵入などのターゲットになる可能性があります。
また、ゴミが散らかっていたり修繕が必要な箇所が放置されていたりすると、住人の意識の低さがうかがえて、犯罪を起こしやすいと思われてしまうかもしれません。
ですから、周辺を歩くときは上記のポイントを中心に、環境で気になる点はないかチェックしましょう。
とくに、引っ越し先の候補地にあるゴミ捨て場は、治安だけではなく近隣住人のマナーがわかるポイントでもあるので、しっかりと確認しておくと良いでしょう。
候補地を歩く際のチェックポイント2:ファミリー世帯の数
治安が良い街の見分け方としては、ファミリー世帯の数も参考になります。
ファミリー世帯が多く住む地域は、治安が良くて安心して子育てができる環境であることが推察できるからです。
実際に歩くときは近くの公園の雰囲気などにも着目して、ファミリー世帯の多さや安心して子育てできると思える環境かどうかを確認しておきましょう。
候補地を歩く際のチェックポイント3:夜間の状況
昼間だけではなく、夜間の状況を確認することも候補地を歩くときのポイントです。
夜になると雰囲気が変わり、帰り道で不安を感じてしまうことがあるかもしれないので、一度は平日夜に駅から歩いてみましょう。
その際にチェックしておきたいおもなポイントは、以下の3点です。
●夜に開くお店の有無や客層
●人通りの多さ
●街灯の数や明るさ
昼間は治安が良いと感じられた街でも、夜に開くお店などによっては違う顔を見せるかもしれません。
また、昼間は落ち着いた閑静な住宅街だと思った場所や、自然が多くて気持ちが良いと感じた公園なども、暗くなって人通りが減ると雰囲気が変わる可能性があります。
このように、昼と夜とでは受ける印象が異なるかもしれないので、時間帯を変えて歩いてみることが大切です。
治安が良い街の見分け方とは③コンビニエンスストアを確認
治安が良い街の見分け方としては、コンビニエンスストアを確認することも有効な方法です。
その理由は、コンビニエンスストアの対応を見ると、客層や利用者のマナーなどが想像できるからです。
とくにチェックしておきたい部分を3つ挙げて、それぞれご説明します。
コンビニエンスストアでの治安の見分け方1:トイレを確認
コンビニエンスストアでトイレの貸し出しをおこなっているかどうかは、過去に起こったトラブルの有無などで決められていることが多いものです。
たとえば、トイレを貸し出していないコンビニエンスストアは、過去にトイレの利用者とトラブルになった可能性が考えられます。
引っ越し先の候補にしている地域に、そのような対応をしているコンビニエンスストアが多い場合は、周辺の治安があまり良くないかもしれません。
反対に、「ご自由にお使いください」と対応しているコンビニエンスストアが多い地域は、治安の良さが感じられるでしょう。
コンビニエンスストアでの治安の見分け方2:ゴミ箱を確認
コンビニエンスストアの外に設置されているゴミ箱を確認することも、治安の見分け方として有効です。
ゴミ箱の周辺が汚れていたり散らかっていたりする場合は、利用者のマナーの悪さがうかがえます。
また、ゴミ箱が店内にある場合は、外に設置すると周辺住人が家庭ゴミを捨ててしまう可能性も考えられるので注意しましょう。
コンビニエンスストアでの治安の見分け方3:張り紙を確認
コンビニエンスストアの張り紙を見ると、客層がわかることがあります。
たとえば、トイレに「トイレットペーパーを持ち帰らないでください」と張り紙がある場合は、持ち去りが多いのかもしれません。
また、店内に「防犯カメラ稼働中」との張り紙があると、万引きなどの犯罪が多いことがうかがえます。
治安の良さを知りたいときは、これらの点も参考にしてみましょう。
まとめ
治安の良さには明確な定義がないので、ご自身で判断する必要があります。
見分け方としてとくに有効な方法とは、実際に歩いてご自身の目で確かめることです。
コンビニエンスストアは治安の良し悪しを確認しやすいポイントなので、見分け方の1つとして覚えておきましょう。
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