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建売住宅と注文住宅の違いは?それぞれの特徴と向いている方を解説!

新築一戸建て・建売住宅

建売住宅と注文住宅の違いは?それぞれの特徴と向いている方を解説!

家を購入するときに「建売住宅」と「注文住宅」のどちらを選んだほうが良いのかで悩むことがあるでしょう。
建売住宅と注文住宅にはそれぞれにメリット・デメリットがあるため、違いを把握したうえで慎重に検討することをおすすめします。
そこで今回は、建売住宅と注文住宅の違いを「設計」「入居までの期間」「向いている方の特徴」の3つの視点から解説します。

建売住宅と注文住宅の設計の違い

建売住宅と注文住宅の設計の違い

建売住宅と注文住宅では、まず設計の仕方に違いがあります。
ここでは、設計がどのように違うのかを具体的に見ていきましょう。

違い①建売住宅の設計の特徴

建売住宅とは、土地と一戸建てがセットで販売される住宅を指します。
建築会社や不動産会社が土地を開発し、住宅を建設してから販売するのが一般的です。
規模が大きい場合、100区画以上の建売住宅が同時期に販売されることもあります。
建売住宅は多くの場合、幅広いニーズに対応した設計がなされており、以下の特徴があります。

●基本的に間取りやデザインが決まっている
●同じ区画内に似たデザインの住宅が並ぶ
●建築コストを抑えるために規格化されている


基本的にはすでに完成済みの一戸建てを購入する形になるため、間取りや設備などは大きく変更できません。
そのため、設計の自由度が低い点が建売住宅のデメリットであるといえます。

違い②注文住宅の設計の特徴

一方、注文住宅は購入した、または所有している土地に対して一から設計を行い、建設される住宅を指します。
注文住宅の設計の主な特徴は、以下のとおりです。

●間取りや設備、内装を自由に決められる
●デザインにこだわることができる
●家族のライフスタイルに合わせた設計が可能


注文住宅最大の特徴は、建売住宅よりも設計の自由度が高い点です。
ただし、土地の形状や地域の建築規制によっては、設計に制限があり、希望通りの家づくりができない場合があります。
そのため、注文住宅を建てる際には、まずその土地にどのような家を建てられるか、自分たちの希望を反映できるかを確認することが重要です。
土地を購入する前に、不動産会社に建築プランを作成してもらうことをおすすめします。

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建売住宅と注文住宅の入居までの期間の違い

建売住宅と注文住宅の入居までの期間の違い

建売住宅と注文住宅では、実際に住み始めるまでの期間にも違いがあります。
ここでは、建売住宅・注文住宅に入居するまでの段取りの違い、住み始めるまでの期間の違いについて解説します。

入居期間の違い①建売住宅を購入する段取り

建売住宅を購入する際には、まず予算に合った物件候補を探すことから始めます。
希望条件を満たす建売住宅が見つかれば、内覧をおこない、実際の住み心地や周辺環境に問題がないかを確認しましょう。
建売住宅の購入を決定したら、売主と売買契約を締結し、その後住宅ローンの契約、決済と引き渡しを同時におこなって入居が始まります。

入居期間の違い②注文住宅を建てるときの段取り

土地を所有していない状態で注文住宅を建てる場合、まず土地探しをおこなう必要があります。
この際、どのような家を建てたいのか大まかなプランを立てておくと、スムーズに土地を探すことができます。
土地を購入したら、建築会社などに建築プランを作成してもらい、納得がいったら建築工事請負契約を結びましょう。
そのあと、建築工事が完了したら、入居を開始します。

入居期間の違い③建売住宅と注文住宅契約後の流れ

建売住宅はすでに家が完成しているため、契約から入居までが1~3ヶ月と短い点が特徴です。
ただし、物件探しに時間がかかる場合、実際に住み始めるまでに1年以上かかることもあります。
一方、注文住宅は建売住宅とは異なり、一から建築する必要があるため、工事期間が発生し、入居までにどうしても時間がかかるでしょう。
注文住宅が完成するまでには契約から早くて6~8か月ほど、長いと15か月以上かかることもあります。
また、土地探しに難航したら注文住宅の建築工事に着手できないため、さらに時間がかかることは覚悟しなければなりません。

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建売住宅と注文住宅に向いている方の特徴の違い

建売住宅と注文住宅に向いている方の特徴の違い

建売住宅と注文住宅では、向いている方の特徴が大きく違います。
これからマイホームの購入を検討するにあたって建売住宅と注文住宅で迷っているときには、自分がどちらに向いているのかを考えることがポイントです。
ここでは、建売住宅と注文住宅に向いている方の特徴の違いをそれぞれ解説します。

建売住宅に向いている方の特徴①すぐに入居したい

マイホームに入居するまでの期間をできる限り短縮したい方には建売住宅が向いています。
すでに完成している一戸建てを購入する形となるため、ローン審査さえとおれば短期間での入居が可能です。

建売住宅に向いている方の特徴②土地を所有していない

土地を所有していない方にも建売住宅が向いています。
注文住宅を建てるには土地を購入する必要があります。
土地代と建物の建築費を含めると、予算をオーバーする可能性が高くなるでしょう。
その点、建売住宅は土地と一戸建てがセットで販売されているため、土地を所有していなくても問題ありません。
注文住宅を建てる場合よりも購入コストを抑えられる点もメリットです。

建売住宅に向いている方の特徴③安心感を得たい

一戸建ての購入にあたって安心感を得たい方には建売住宅が向いています。
すでに完成している建物を確認してから購入を決められるためです。
内見を通じて「間取りが自分たちのライフスタイルに合うか」「デザインが好みに合っているか」などを自分たちの目で確認できるのは、建売住宅ならではのメリットです。

注文住宅に向いている方の特徴①家づくりにこだわりがある

自分たちのライフスタイルに合ったオリジナルの家を建てたいなど、家づくりにこだわりがある方には注文住宅が向いています。
注文住宅では、ゼロの状態から設計プランを考えます。
プロの設計士が希望を反映させた間取りを提案してくれるため、より満足のいく家づくりができる点が魅力です。

注文住宅に向いている方の特徴②建築過程を確認したい

建築過程を確認したい方には注文住宅が向いています。
すでに完成している建売住宅では建築工程を確認できず、どのような工事がおこなわれたのかがわかりません。
しかし、注文住宅では地盤改良工事や基礎の立ち上げから建築工程を自分の目で確認できるため、住宅完成後のトラブルを未然に防ぐことが可能です。

注文住宅に向いている方の特徴③土地を所有している

すでに土地を所有している方には注文住宅が向いています。
土地探しの時間を省けるだけでなく、土地の購入費用をかけずに家づくりを進められるためです。
また、土地に費用をかけなくて済む分、より自分たちの希望を間取りや設備に反映できる点もメリットです。
「間取りはシンプルで問題ないが、グレードの高い設備を導入したい」など、予算をどこにかけるかを決められる点も、土地を所有している方が注文住宅を建築するメリットと言えます。

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まとめ

土地と建物のセット販売である建売住宅では間取りや設備などの変更が難しい傾向ですが、注文住宅では設計の自由度が高く思いどおりの家を建てられます。
入居期間の観点からすると、実際に住み始めるまでに時間がかかる注文住宅に対して、建売住宅は契約から最短1か月で入居できる点が魅力です。
マイホームに住み始めるまでの期間を短縮したい方には建売住宅、設計にこだわりを反映させたい方には注文住宅が向いています。


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