多くのマンションにはエレベーターがあり、昼夜を問わず住人が利用しています。
マンションの購入前には、エレベーターの位置や住戸との距離をしっかりと確認すると良いでしょう。
ここでは、マンションのエレベーターの配置パターンにくわえ、エレベーター横にある住戸を購入するメリット・デメリットを解説します。
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マンションのエレベーターの配置パターンとは
マンションの購入前には、住戸内だけでなくマンション全体を確認する必要があります。
周辺環境やエントランス、ゴミ捨て場などは多くの方が確認しますが、確認を忘れがちなのがエレベーターの配置です。
建築基準法では、高さが31mを超える建物に「非常用の昇降機」を設置するよう義務付けています。
設計などにより多少前後しますが、高さ31mを超えるのは7階建て以上の建物です。
ただし低層マンション以外のマンションには、エレベーターが付いていることがほとんどでしょう。
したがって、エレベーターの配置は、マンションの購入前に多くの方が確認すべき重要な項目だといえます。
エレベーターの配置パターン
エレベーターの設置場所はマンションによって異なりますが、配置パターンは2つにわけられます。
配置パターン1:住戸側にエレベーターがある
住戸と並ぶようにエレベーターがある配置です。
住戸と住戸の間に設置されているケースのほか、住戸部分にエレベーターの一部が食い込むようにして設置されているケースもあります。
購入希望者が間取り図を確認したときに、エレベーターの影響を気にするのはこちらの配置パターンです。
エレベーターと住戸が並ぶように設計すると、マンションの建築費用を抑えられます。
そのため、近年は住戸側にエレベーターがある配置のマンションが増加しています。
配置パターン2:住戸の反対側にエレベーターがある
住戸が並んでいる側の、廊下を挟んで反対側にエレベーターがある配置です。
住戸とエレベーターの間に廊下があるため、エレベーター付近の住戸を購入する場合でも、エレベーターによる影響は気になりにくいでしょう。
マンションのエレベーターに関するチェックポイント
マンションの購入前にチェックすべきエレベーターのポイントは、配置パターンだけではありません。
エレベーターが設置されているマンションの購入前には、次の3点も確認しましょう。
●台数・定員
●機能
●住戸までの距離
住戸は多いのにエレベーターの台数が少ないマンションは、通勤・通学時に混み合う可能性があります。
エレベーターの台数が住戸に対して多すぎる場合も、管理費が高くなってしまうため注意が必要です。
マンションの構造にもよりますが、50戸に対して1基を目安として、適切かどうか判断しましょう。
エレベーターの安全や防犯に関する機能も、快適に暮らすうえで重要なポイントです。
防犯カメラや外部との連絡機能の有無、安全点検の有無や頻度などを確認しましょう。
エレベーターの安全点検は、年に1回以上おこなうことが法律で義務付けられています。
エレベーターに定期検査報告済証は貼られているか、貼られている場合は日付がいつなのか、確認しておくと安心です。
また、住戸からエレベーターまでの距離もチェックしておきましょう。
こちらの記事ではエレベーターが横にあるケースをご紹介しますが、遠すぎる場合もメリット・デメリットがあります。
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マンションのエレベーター横にある住戸を購入するメリット
マンションのエレベーターの配置パターンは、住戸側にエレベーターがあるものと、住戸の反対側にエレベーターがあるものの2つにわけられるとご説明しました。
ここからは、住戸側にエレベーターがあるマンションの、エレベーター横の住戸を購入するメリット・デメリットをご紹介します。
エレベーター横の住戸のメリット:外出・帰宅がスムーズ
エレベーター横の住戸は、住戸の玄関を開けるとすぐにエレベーターホールがあるため、外出・帰宅時の移動がスムーズです。
大規模マンションなどでエレベーターから遠い住戸を購入すると、エレベーターに向かう時間や、エレベーター待ちの時間も考慮して外出準備をしなくてはなりません。
また重たい荷物を持って帰宅した際にも、エレベーターから住戸が遠いと身体的にも精神的にも負担となってしまうでしょう。
2~3階以上で暮らす場合、外出時にはほぼ毎回エレベーターを利用することになるため、負担が軽減できるのは大きなメリットだといえます。
エレベーター横の住戸のメリット:価格が安い可能性がある
エレベーター横の住戸は、マンション内のほかの住戸より価格が安い傾向にあります。
これは、のちほどご紹介するデメリットを気にする方が多く、ほかの住戸と同じ価格では購入希望者が見つかりにくいためです。
エレベーター横の住戸のメリット:収納スペースが多い可能性がある
エレベーターの音や振動を伝わりにくくするために、住戸内のエレベーターに面する部分に収納や水回りを配置しているマンションは少なくありません。
そのため、エレベーター横の住戸はほかの住戸よりも収納スペースが多い可能性があります。
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マンションのエレベーター横にある住戸を購入するデメリット
メリットの項でお伝えしたように、エレベーター横にある住戸は、デメリットをカバーするために安く売り出される傾向があります。
マンションのエレベーター横にある住戸を購入するデメリットは、次のとおりです。
●音がうるさい
●売却価格が安い
マンションのエレベーター横にある住戸を購入するデメリットは、やはり音がうるさいことです。
エレベーターの稼働音自体は、マンション建築時の工夫やエレベーターの性能の向上などにより、あまり気にならなくなっています。
しかしエレベーターのなかには「3階です」「ドアが開きます」などのアナウンス音が鳴るものもあり、お住まいの階に到着するたびに聞こえると、うるさく感じるかもしれません。
エレベーターホールで会話をする方の声や、エレベーターと住戸を行き来する方の足音が気になる可能性もあります。
また、エレベーター横の住戸を手放す際に、ほかの住戸に比べると売却価格が安くなる点もデメリットです。
マンションのエレベーター横の住戸が向いている方の特徴
エレベーター横の住戸を購入すべきかどうかは、ご自身がメリットとデメリットのどちらを強く感じるかで判断することをおすすめします。
ただし「エレベーター横の住戸だから」という理由だけで購入の選択肢から外すのは、もったいないかもしれません。
エレベーターとエレベーター横の住戸の間の壁を厚くするなど、防音対策をおこなっているマンションもあります。
完成済みのマンションであれば、内覧時にエレベーターの音を確認すると良いでしょう。
マンション購入後は長い時間を住戸内で過ごすため、内覧時よりも音が聞こえる頻度が上がります。
内覧時に少しでも気になるのであれば、ほかの住戸のほうが向いているかもしれません。
エレベーターと住戸間の移動距離を短くしたい方や、荷物が多い方、安くマンションを購入したい方には、エレベーター横の住戸を購入するメリットは大きいでしょう。
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まとめ
マンションのエレベーターの配置は、住戸と並んでエレベーターがあるパターンと、住戸の反対側にエレベーターがあるパターンの2パターンにわけられます。
エレベーター横にある住戸を購入すると、音に悩まされる点がデメリットです。
一方で、デメリットをカバーするために安く販売されることが多い点や、住戸とエレベーターが近いため移動がスムーズな点などがメリットとして挙げられます。
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